アロワナの友達

2018年12月12日

先日亡くなったアロワナの平田さんには長く一緒に泳いだ同居魚がいました。
 アロワナの混泳は、気性の荒さであったりテリトリー意識が強かったりする事から淡水魚なら何でも良い訳ではなく結構神経を使います。お店の方にも聞きながら決めたのがロングノーズガーを3尾。
 体のわりにちっちゃな目がかわいくて全体的にもユニークなお顔の持ち主です。
 まだ赤ちゃん魚でえんぴつが泳いでいるようでした。 アロワナの平田さんは突っついていじめたりすることなく泳いでいたのですが夜中の内に2尾は食べてしまったようで1尾だけ残りいつの間にか10年以上水槽を共にしていた、というわけです。
 細長い体から「細田さん」と名前をもらっていました。 えさ取り争いをする事もなく、アロワナの平田さんは上の方を泳いでガーの細田さんは下の方を泳いでいる事が多かったのですがたまに寄り添って泳いだりもしていました。
 10年以上家にいたのですからやっぱり寿命だったのかな? ヒレや尾の状態が良くなくて、隔離して治療していたのですが8月に亡くなってしまったのです。
 まさか数ヶ月後に平田さんまで見送るなんて想像もしていませんでした。
 さて、そのロングノーズガーという種類のことですが...
 細田さんが亡くなったあと、ショップで1枚のチラシを見てびっくり。
『特定外来生物』に指定されているじゃありませんか。規制開始の平成30年4月1日より前からかっている個体は引き続き飼うことができるようですが、申請が必要だったとは知りませんでした。
 許可申請の締め切りは平成30年9月30日。って過ぎてるーっ
 違反すると個人の場合300万円の罰金もしくは3年以下の懲役、法人の場合は1億円の罰金だそうです。
池や川で外来種が見つかること問題になっていますもんね。飼えなくなって逃がしちゃうんですね。逃がされた子がたくましく成長、そして自然環境を崩してしまうのです。それを考えると重すぎることはないかもしれません。
 1度壊れてしまった自然は簡単にはもどりませんから。
 川に放しちゃダメ。絶対!
 家にいたアロワナの平田さん、ロングノーズガーの細田さんはちゃんと家族なのか、お客さんなのか分かっていました。そんな懐いてくれているのに川なんかに放せません。かわいそう過ぎます。
 痛覚こそなくても犬や猫と同じように命あるものです。
 自然環境保護だけでなく、生き物にかわいそうな思いをさせないためにも寿命までかわいがってほしいです。